田沢の動物
田沢地区には多様な種類の動物(鳥類)が生息しています。
バードウォッチングも楽しむことができます。
サシバ 差羽
- タカ科
(夏鳥) - 水田周辺の林に生息繁殖、カエル、ヘビなどの両生類や爬虫類を食べ、特徴のある声でピックイーと鳴く、山里を代表するタカ、秋には暖かい南国へ渡る。カラスくらいの大きさである。
メジロ 目白・繍眼児
- メジロ科
(留鳥) - 森林内に生息、甘い花の蜜が大好き、花を求めてせわしげに動くため羽についた花粉が果実の受粉に役立っている。羽色は黄緑色、目のふちをぬいどりしたような白い輪が特徴、鳴き声はチーチーチュルチーチー、スズメより小さい可憐な鳥である。
オオルリ 大瑠璃
- ヒタキ科
(夏鳥) - 頭と背が瑠璃色、渓流沿いの林に住み、高い木の上でピーリーポピー・ジリジリとさえずる。声と姿の美しさから日本の三鳴鳥にかぞえられる。スズメよりやや大きい。
キビタキ 黄鶲
- ヒタキ科
(夏鳥) - 山地の林に生息、オスの上体は黒色、眉や喉があざやかなオレンジ色、メスは全身オリーブ色。飛んでいる虫を巧みに捕らえるので英語名フライ・キャッチャーと呼ばれる。鳴き声はピッコロ・ピッコロと鳴き続ける。声と姿の美しさから女性の野鳥愛好家たちに人気がある。大きさはスズメくらい。
モリアオガエル 森青蛙
- アオガエル科
(日本固有種) - 森林内に生息、繁殖は4月から7月、池沼の水際に張り出した樹木の枝さきで産卵をするメスに、複数のオスたちが抱きつきつく様子を見ることがある。メスは白い泡をだしそのなかに卵を産む、産卵場所が天然記念物として指定されているところもある。日本の固有種として貴重なカエルである。
アカショウビン 赤翡翠
- カワセミ科
(夏鳥) - カワセミの仲間、全身が朱赤色、警戒心が強く姿を見るのは至難、鳴き声は「キョロロロ・・・・」、沢沿いのよく繁った森林内に生息、両生類や爬虫類を食べる。赤い羽根色から「ナンバン鳥(唐辛子鳥)」鳴き声から「テロロ」などと呼ばれてきた。大きさはムクドリぐらいである。
フクロウ 梟
- フクロウ科
(留鳥) - 樹洞の中でヒナを育てる。夜行性のため夕方から活動を開始し、餌のネズミを捕らえる。最近は巣を作るための樹洞のある大木が少なくなり生息数が減っている。鳴き声はゴロスケホッホ、大きさはカラスくらいである。
写真は巣立ちしたばかりの幼鳥
オオタカ 蒼鷹・大鷹
- タカ科
(留鳥~漂鳥)< - 低い山の森林に生息しハト、カモ、キジ、ネズミ、リス、ウサギなどを捕らえる。端正な姿と狩りの巧みさから、王侯貴族や武将たちに愛でられ鷹狩に用いられてきた。カラスぐらいの大きさの鳥である。
※写真は鳥海隼夫さん(日本鳥類保護連盟)のご協力によるものです。